大阪でアートを楽しみたい・・たくさんの美術館が迎えてくれる
美術館など芸術系の施設も大阪にはたくさんあって、たくさんの方が美術館に足を運んでいるようです。
20代前半の頃には美術館などに興味が全くなく、何が面白いんだろう?なんて思ったものですが、年齢を重ねてくると芸術品の楽しさ、人によって見方や評価が違うなど、美術品って面白いなと思うようになってきたのです。
大阪には国宝が展示されている美術館もありますし、都市型美術館、また小規模な美術館等もあり、数はかなり多いといわれています。
素敵なアート、芸術品にあえる大阪府内の美術館の紹介です。
美しい形状の美術館、国立国際美術館
吹田市の旧万国博美術館を利用し開館した国立国際美術館は、建物が老朽化し、現在は中之島に新築移転した美術館です。
新築された美術館は美術品を展示する部分が全て地下にあるという造りで、建物自体が美しさを持っています。
この美術館に収蔵されている作品は、主に現代美術作品ですが、そのほか展覧会では幅広い世界の美術品を展示している美術館です。
メタリックなパイプをいくつも組合わせて作っている作りで、天に向かって翼を広げているかのようなイメージがあります。
このデザインは竹が成長するイメージを現代美術の発展を願う気持ちとして作られたデザインです。
大阪の中心的存在、美術館らしい美術館といわれている大阪市立美術館
大阪の美術館の中で中心的存在となっているのが大阪市立美術館といわれています。
大阪府立美術館は昭和11年に開館し、天王寺公園内にある美術館です。
入口まで続く大階段は、美術館らしい美術館ともいわれ、内部に入ると総大理石で作られた吹き抜けがダイナミックな大ホールとなっています。
作品は日本や中国の絵画、彫刻など8000点を超えるといわれ、その中には国宝指定、重要文化財指定の作品も多いのです。
作品はもちろんのこと、大理石の中央ホールにしても非常に大きく存在感のあるシャンデリアといい、美術館そのものが芸術品のような美術館となっています。
中之島公園内に溶け込むように存在する大阪市立東洋陶磁美術館
北区、その中心部を流れる大川の中州、中之島公園の中にあるのが、大阪市立東洋陶磁美術館です。
公園内に溶け込むように存在する美術館内には、国宝が2点、重要文化財13点を含む6000点ものコレクションが収蔵されています。
東洋陶磁のコレクションをこれだけ収蔵されているのは、この美術館のみといわれ、数、コレクションの内容ともに世界第一級です。
陶磁が好きな人にはこたえられないといわれているのが、世界的に有名な安宅コレクションで、この作品を目当てに美術館へやってくる方も多いといわれています。
都会の中のオアシスと呼ばれている中之島公園の中で、その公園のイメージの中に溶け込む美術館は、市民憩いの場所の中にある美術館として親しまれているのです。