友人が実家を相続して大変だったという話

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地主さんともめる

普段から連絡の取りあっている友人から実家を相続したと話を聞きました。
始めはプチ自慢かなと思いましたが、色々と面倒なことばかりだったそうです。
何でも相続した家は友人のおじいさんの代から引き継いだ家で、建て替えが必要なほどボロボロの家でした。
いい機会だと建て替えを検討していたところ、相続登記で驚きの事実が発覚します。
何とすべて自分の所有物と思っていたところ、土地は借地だったのです。

借地の相続は大変

借地でも相続できるとのこと。遺産総額は基礎控除額以下だったので、相続税もなかったそうです。
ただ、ここからが大変だったようで地主さんへのその旨を連絡したところ、「契約が切れると思うが、そろそろ土地を返してほしい」「なので建て替えるのはダメ」だといわれます。
友人は相続した家に住むつもりだったので、大変困っていました。
借地の契約書はあったそうですが、古くて今も有効なのかわかりません。

弁護士に相談したところ

私が専門家へ相談したほうがいいのでは?といってみたところ友人もすでに動いていました。
借地に詳しいという不動産会社に契約書と一緒に相談したところ、以下のことをいわれます。

  • 地代をきちんと支払っていたのであれば地主さんの要求を無視できる
  • 旧借地法で契約しているので、地主が更新を拒絶するのであれば、正当な事由が必要
  • 建て替えは地主の承諾が必要だが、裁判所に申し立てることもできる

友人としてもボロボロな家に住めないし、地主さんとは穏便にすませたいが、このまま引き渡すのはもったいないので、借地を買取ってもらうことになりました。
借地には借地権という権利があります。
地主さんにはそのことを相談したところ、さらに揉めたようです。

参考:「借地権の相続における留意点」トラブルにならないために | 借地権について | 株式会社マーキュリー

不動産会社に間に立ってもらうことに

当人同士が話をするとお互いの感情が先に立ってしまい、交渉がまとまりません。
そこで、借地権に詳しい不動産会社に間に入ってもらうことに。
最終的には更地価格の7割で買取ってもらうことに。
友人の実家は好立地にあったので、更地価格でもいい価格になったそうです。
このお金で新しい家を購入したいとのこと。
結局、プチ自慢になってしまいましたが、ここまでの話を聞いていると大変だったことがわかります。
私には相続されるような家はありませんが、あまり体験したくないですね。
今後、もしも家を購入することがあれば借地は避けたいと思います。

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